バスケのシュート練習法、基礎からシュートの種類解説
バスケにおけるシュートは、得点を生み出す最も重要な技術です。
シュートの成功率を上げ得点を量産するには、正しいフォームや基礎的な動作をしっかり身につけることが欠かせません。シュートには、体のバランスやリリースのタイミング、さらにはボールを投げる角度や力のコントロールまで、多くの要素が関わっています。
また、シュートの練習では、基礎的なセットシュートだけでなく、ジャンプシュートやレイアップシュートなど、試合に展開に合わせた多様なシュートを身につけることも重要なポイントです。
本記事では、バスケのシュートの基礎的な練習法からさまざまなシュート技術、さらには効果的なトレーニング方法まで、幅広く解説していきます。
バスケ初心者から経験者まで、どなたでも役立つ内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
バスケットボールのシュートの基本はコレ.. 2
正しいフォーム... 2
ボールの持ち方... 3
リリースのタイミング.. 3
リズムを意識する.. 3
バスケットボールのシュートの種類... 3
レイアップシュート. 4
セットシュート. 4
ジャンプシュート. 4
フックシュート. 5
ボースハンドシュート. 5
ターンシュート. 6
シュート上達のコツ.. 6
正しいフォームで繰り返し練習する.. 7
まずはゴールの近くのシュートから練習する.. 7
フォーム確認のために動画撮影し分析... 7
ゲームを意識して練習する.. 8
まとめ... 8
バスケットボールのシュートの基本はコレ
バスケットボールのシュートを成功させるには、練習時の正しいフォームと基本的なコツを押さえることが不可欠です。
どんなシュートでも、基礎をしっかり身につけることで、安定感が飛躍的に向上します。
ここでは、シュートを上達させるための重要なポイントを紹介します。
正しいフォーム
シュートの土台となるのは、安定したシュートフォームです。足を肩幅に開き、利き手側の足を少し前に出し、膝を軽く曲げます。
この正しいフォームで練習を行うことにより、全身の力を効率的にボールに伝えることができます。
フォームが安定していると、シュートがぶれにくくなり、シュートの成功率が上がります。
ボールの持ち方
バスケットボールは手のひらではなく、指先と指の付け根で支えるのがポイントです。親指と人差し指でV字を作り、ボールを軽く握るようにしましょう。もう一方の手は、ボールの側面に軽く添えるだけにして、無駄な力を加えないようにします。
正しい持ち方を意識して練習することで、ボールの制御がしやすくなり、精度の高いシュートが可能になります。
リリースのタイミング
バスケのシュート練習で重要なのが、ボールをリリースするタイミングです。
リリースは、手首のスナップを効かせながら、ボールが最も高く上がった瞬間に行うのが理想です。
これを意識することで、ボールに適切な弧を描かせることができ、ゴールに届きやすくなります。
指先をリングに向けて押し出すようにリリースすると、シュートの成功率が向上します。
リズムを意識する
「ボールを持つ」「フォームに入る」「シュートを放つ」という一連の動きをスムーズに行えるように、リズムを意識して練習を行います。リズムが良いと無駄な動きが減り、シュートの成功率アップにつながります。
これらの基本的なコツをしっかり意識し、練習を積み重ねることで、シュートの精度が向上します。フォームと動作の反復練習を行い、シュートのコツを身に付けましょう。
バスケットボールのシュートの種類
バスケットボールのシュートの種類には、基本のセットシュートをはじめ種類が複数あります。
試合展開や体格差によって選択するシュートの種類を的確に判断することで、試合を有利に進めることができます。
それぞれの特性や基本の動作を知ることで、試合中においても瞬時にシュートの判断を行えるように練習していきましょう。
ここでは、基本のシュート6種類をご紹介します。
レイアップシュート
レイアップシュートとは、「ランニングシュート」の一種で、ゴールへの接近中にステップとジャンプを活用して放つ、成功率の高いシュートです。特に相手チームのディフェンスが激しい場面においても、スムーズに得点できる技術として重宝されるシュートです。
【 レイアップシュートの手順 】
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ボールを両手で保持しながらドリブルを止め、1歩目を踏み出す
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2歩目を力強く踏み込み、膝を高く上げながらジャンプする
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ジャンプの頂点で片手にボールを持ち替え、リングを狙う
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ボールを指先でコントロールし、リングまたはバックボードに当ててシュートを放つ
特にバックボードの白い枠内を狙うとシュートの成功率が上がります。ディフェンスをかわす動きや、ステップの滑らかさがカギです。
セットシュート
セットシュートとは、両足を地面につけた状態からシュートを放つ方法で、ディフェンスに妨害される心配が少ない状況やフリースローで多く使用されます。バスケのシュートの基本を学ぶための、重要なシュートでもあります。
【 セットシュートの手順 】
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肩幅に足を開き、膝を軽く曲げて重心を落とし、安定した姿勢を取る
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利き手でボールを支え、額の高さまで持ち上げる
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肘をボールの真下に置き、手首のスナップを効かせてボールにバックスピンをかける
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足から上半身への力を滑らかに伝えながらシュートを放つ
セットシュートは、時間的余裕がある場面で特に有効なシュートです。フォームの安定性を保つことがシュート成功のポイントとなります。
ジャンプシュート
ジャンプシュートとは、ジャンプの頂点でボールをリリースして放つシュートです。ディフェンスをかわして高い位置から得点するための、基本的なシュート技術です。
【 ジャンプシュートの手順 】
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肩幅に足を開き、ボールを額の位置まで構える
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膝を深く曲げ、真上にジャンプ
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ジャンプの頂点で、手首のスナップを効かせてボールをリリースする
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バックスピンをかけ、滑らかな軌道でゴールを狙う
ジャンプシュートは、セットシュートと比べて高い位置からシュートを放つため、ディフェンスのブロックを受けにくい利点がありますが、ジャンプしている最中のボディバランスをいかに維持するかが重要なポイントとなります。
フックシュート
フックシュートとは、相手ディフェンダーをかわすために、片手を高く伸ばしてシュートを放つ技術です。特に身長差のある状況や、狭いスペースで有効なシュートになります。
【 フックシュートの手順 】
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ディフェンスを背にした状態でボールを保持し、肩越しに相手の位置を確認
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軸足を固定しつつ、相手から遠い側の手でボールを持ち替える
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腕を真上に伸ばし、手首のスナップを効かせながらボールをリリース
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高い弧を描くようにシュートを放つことで、ブロックを回避する
フックシュートは、特にペイントエリア内での攻防において、センターやフォワードの重要な武器となります。
ボースハンドシュート
ボースハンドシュートとは、両手でボールをリリースするシンプルなシュート方法です。特に初心者が基本のフォームを学ぶ際に適しています。
【 ボースハンドシュートの手順 】
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足を肩幅に開き、両手でボールを胸の前に構える
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利き手と逆の手でボールを支え、肘を曲げて頭上まで持ち上げる
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膝を軽く曲げ、伸ばす力を利用してシュートを放つ
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手首のスナップを効かせ、ボールにバックスピンをかける
このシュートは、安定性が高く、特に力の弱い選手でもゴールリングに届かせやすいのが特徴です。
ターンシュート
ターンシュートとは、ゴール近くでディフェンスを背負った状況から回転動作を加えながら放つシュートです。ポストプレイにおける重要なシュート技術の一つです。
【 ターンシュートの手順 】
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ディフェンダーを背にしてポジションを確保し、パスを受け取る
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受け取ったボールを軸足を中心に回転させ、シュートする方向を選ぶ
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回転動作の勢いを利用し、ジャンプシュートを放つ
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回転後の姿勢を保ちながら手首のスナップを効かせ、ボールをリリースする
ターンシュートの成功には、素早い判断力と正確な動作が求められます。軸足が動くとトラベリングになるため、シュートの際には注意が必要です。
これらのシュート技術は、それぞれ異なる試合状況で使用されますが、正確なフォームで行う基礎練習がシュートの成功、ひいては試合で勝つためのカギとなります。
シュート上達のコツ
シュート上達のためには、正しいフォームの習得と効率的な練習が重要です。
基本は、ゴール近くの短距離シュートから始め、徐々に距離を伸ばしていくこと、これによりフォームの崩れを防ぎつつ成功体験を重ねることができます。
また、適切なアーチ(軌道)を意識することも重要です。
例えば、リリース角度は55度、リングへの入射角は45度が理想とされ、これを再現できるよう練習を重ねることで安定したシュート力を身に着けることができます。
さらに、練習”量”よりも”質”を重視し、無理なフォームでシュート練習を繰り返すことは避けるべきです。
例えば、シューティングマシンや映像を録画し改善点の分析を行えば、効率的に改善点を見つることができます。
限られた時間で集中して取り組むことで、シュートのコツをつかみより効果的にシュートスキルを向上させることができるでしょう。
正しいフォームで繰り返し練習する
シュート成功の鍵は、正しいフォームの習得にあります。安定したきれいなフォームは、シュートの一貫性を高め、ゴールの成功率を向上させます。
フォームを確認する際には、次のポイントを意識しましょう。
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足のスタンスは肩幅程度に開く
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ボールは利き手の指先で支え、非利き手で軽く添える
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肘はボールの真下に位置させる
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手首のスナップをしっかり効かせ、リリース時にバックスピンをかける
常に正しいフォームを意識して反復練習することで、身体に覚えさせることも重要です。
まずはゴールの近くのシュートから練習する
バスケ初心者から上級者まで、シュート練習はゴール近くの簡単なシュートから始めるのが効果的です。
これにより、フォームの精度を確認しながら成功体験を積み重ねることができます。
特に、シュートフォームが固まりきっていない段階や筋力が不足している場合、長距離のシュートを行うとフォームが乱れる原因になることがあります。
そのため、まずはゴール下の「マイクロシュート」や距離を伸ばしての「フリースローレンジ」での練習を行い、近い位置からのシュートが安定して決まるようになったら、少しずつミドルレンジやスリーポイントシュートへと進むことで、段階的にシュートスキルを高めていくことがおすすめです。
フォーム確認のために動画撮影し分析
自分のシュートフォームを客観的に確認することは、技術向上に役立ちます。
自分で撮影をする、または友人に頼み、スマートフォンやカメラでシュートを撮影して、フォームや動作を確認、分析しましょう。
動画チェック時には、改善点を洗い出すことが重要です。
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シュート時の肘や手首の角度は適切か
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リリース時のバックスピンのかかり具合は適当か
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足の動きやジャンプのタイミングは安定しているか
動画分析を習慣化し、クリアするべく課題を明確にし練習へ臨むことで、効率的にシュートのスキルアップをすることができます。
ゲームを意識して練習する
実際のゲームに近い状況で練習することも重要です。
シュートは、ディフェンダーのプレッシャーや素早い動きの中で打つ場面が多いので、以下のような練習方法を取り入れましょう。
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ドリブルやパスからのシュート練習
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制限時間を設定し、守備役をつけたシュート練習
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実戦形式を想定した練習
試合を想定して毎日の練習を行うことで、ゲーム中でも焦らずに安定したシュートが打てるようになります。
まとめ
バスケのシュート上達のコツは、基礎の習得と実践の両立です。
正しいフォームの習得、基礎的な練習の積み重ね、そして実戦を意識した練習の組み合わせを行うことによってシュートの成功率が上がっていきます。
まずは、基本のシュートフォームを身につけることから始めましょう。
足のスタンス、ボールの持ち方、リリースのタイミングといった基本をしっかり押さえることで、シュートの安定性は飛躍的に向上します。
ゴールに近い距離からの反復練習は、成功体験を積み重ね、自信を育む重要なプロセスです。フォームの確認には動画撮影を活用し、改善点を明確にすることも効果的です。
さらに、練習の中では「量」よりも「質」を意識することが大切になります。
無理なフォームで長時間練習するのではなく、正確な動きを短時間で繰り返すことで、効率的に技術を磨くことができるでしょう。
また、適切なシュートアーチやボールのバックスピンの意識も、成功率を高めるポイントになります。
実戦を想定した練習も欠かせません。試合ではプレッシャーやスピードが求められるため、守備役をつけた練習や、ドリブルやパスからのシュート練習を取り入れましょう。
このような練習を繰り返すことで、バスケの試合中でも安定したシュートを打つ自信とスキルが身につきます。
最後にシュート上達に重要なのは、地道な努力と工夫です。
シュートの基本を守りつつ、常に向上心を持ち、新しい練習法やフィードバックを取り入れることが上達への近道となります。
シュート技術を高めていくことで、バスケの試合での得点力が向上し、チームの勝利に貢献できる選手へと成長していけるでしょう。