​IMGアカデミーと30余年で得たこと

テクニック・フィジカル・メンタル・戦術/戦略・人としての成長

二年ぶりのIMGアカデミー。成田からダラスを経由してタンパ空港へ。そしてリムジンで50分のところBradentonにIMGアカデミーは威風堂々と表現できるほどの施設群を整然と並べている。訪れるたびに、森の中にいるような大気に包まれる。その匂いに懐かしいシーンが次々とやってくる。

初めて訪れたのは1987年。IMGアカデミーの前身となるNBTA/Nick Bollettieri Tennis Academyだった。その頃はモニカ・セレス選手がまだジュニア時代でトレーニングに励んでいた。

日々のプログラムではコート一面に生徒4名とし、効果的・効率的・合理的なメニューをレベルに応じてコーチングの内容がどのグループにも違いのない、つまり、科学的に裏付けられたトレーニングを展開している。それは、フィジカルトレーニングを重視していることからも感じられる。

そして、興味深かったプログラムがジム・レーヤー博士のメンタルタフネスだった。今日でこそメンタルの大切さを誰もが説くが、その最先端を見せてくれた。

テクニック・フィジカル・メンタルに加えてそれらをゲームの中でどのようなことを用いるのか、つまり、戦術であり戦略についてもプレー歴には関係なくコーチングする。

この「テクニック・フィジカル・メンタル・戦術と戦略」を柱にした"Bollettieri Way"が今日のIMGアカデミーの9種目のトレーニングのメインストリームとなり、革新的な解釈を重ねてIMGアカデミーは歴史を伝統を創り続けている。

アスレチック+アカデミックこそ人生を広げる  

だから、どのスポーツにも優れたプロアスリートを輩出し、近時ではアメリカの大学への高い進学率を達成し続けている。このことは、生徒・家族・コーチ・教諭・スタッフが一体となったエネルギーの果実だ。このアイデアもNickが長く話していることだ。学業を大切にしまい進することは長い人生にあって多様な選択肢を生むんだと。人としての成長を祈りに似たように言う。

コーチングのコアは小さなことから大きな成果を生むことだ

私は、テニスの理論や方法論を学ぶために世界を歩き続けている。もう50年前の英国からスタートした。当時は、東欧のテニスの足音が高く響き始めた頃だった。

 NBTAの前にはカルフォルニアのVIc Braden Tennis Collegeでトップスピン打法とバイオメカニックスを学んだ。ロサンゼルスオリンピック前でこの施設は科学データーを積み重ねていた。

スペイン、スエーデン、ベルギーにも多くの示唆を得た。

 ついに私が膝を叩いたことを思い出させる言葉がある。それはNickの『些細かもしれないが、小さな指摘から大きな成果を生むことがコーチングなのだ』という鋭いメッセージだった。それは、経験が大切。なぜか。アスリートを注視してきた経験の中に現実と理想の間にあるズレを修正する経験だと。私は思う。このズレが科学的にも見て取れ、経験と科学を備えた力によりズレを正し、アスリートの至適なパフォーマンスを高めることに、「小さな指摘」は生きてくる。

どのコーチも明るい

キャンパスで出会うコーチはいつもと変わらず話しかけてくれる。そして、表情がみな明るい。なぜか。コーチ自らスポーツが好きで教えることが好きだけの理由ではい。

明るさを裏付ける何かがある。

なんだろう。そうだ、コーチは指導の仕方や生き方に自信があるからだと思う。

自信をもって接してくれるから生徒の心も分かってくれる。ConfidenceからBraveへ。

 

皆さんの自信はどのようにして高めますか?

IMGアカデミーに行けば見つけることができるかもしれません。2021.12